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【キャンプギアで銃刀法違反?】ランクルに乗っていたら職質を受けました。

都内をランクルで移動していたところ、パトカーに停車を求められて職質を受けました。 4WD車(ランクル・ジムニー・ジープラングラー等)に乗っている人からは「同じ経験あるよ」とよく聞きます。アウトドアブームで4WD車を購入してキャンプをする人も多いと思いますが、職質を受けることもあるということを書いておこうと思います。

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4WD車はアウトドア、キャンプ好き?

最近のキャンプブームの影響か、4WD車に乗っているとアウトドアが好きそうだなと思われる傾向が強いです。

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職質されたときの状況

平日、都内を走行していた時。

  • 1回目:旅行帰りで自宅に向かっていた時。
  • 2回目:奥さんを職場まで迎えに行った時。

時間は2回とも夕方18時頃。

  • 夏場だったので外はまだ明るかったです。

パトカーの存在は気づいていたので制限速度で走行した。

  • いつもより慎重に走ってました。

どのように車を止められたか?

パトカーは私の車の後ろを走行しながら、「前の車、止まってください。」とマイクで呼びかけてきました。その声は聞こえていたのですが、「まさか自分のことではないだろう」と思い込んで、普通に走行し続けました。それでも何回も「前の車、止まってください」と聞こえるので、おかしいなと思い、ひょっとして自分のこと?と感じてバックミラーをみたらすぐ後ろにパトカーがいたので、車を停車しました。

職質の流れ

1.免許証の提示

車を停車させるとパトカーから警察官が降りてきました。警察官は笑顔で少しお話を聞かせてくださいと言ってきた後、免許証の提示を要求。やましいことはないので、素直に免許証を提示。

2.車内の確認

免許証の確認が完了すると、車内を見せてほしいと言われました。まずは車後部の荷室を確認したいので後部ドアを開けてほしいと言われ、車外に出されました。後部ドアを開けると警察官が隅々まで荷室を調べ始めました。

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その間、もう一人の警察官が親しげに話しかけてきて、「かっこいい車ですね」とか「キャンプはよく行かれるのですか」など、そんなこと聞いてどうするの、と思うような内容を聞いてきました。

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やましいことはないので、聞かれたことに素直に答えました。荷室の確認が終わったら運転席まわりとコンソールボックス内の確認。1回目はここで終わりましたが、2回目はややこしかった。

「ナイフなどは持っていますか?」

1回目の職質のときは、コンソールボックスにマルチツール(小さいナイフ)を入れていたことを正直にお伝えしました。問題が発生したのは2回目の職質の時。キャンプへ行く前日で、車内はキャンプ道具が満載。荷室には薪割り用の斧をいれてました。「ナイフなどは持っていますか?」の質問に斧のことで頭がいっぱいでコンソールボックス内のマルチツール(小さいナイフ)のことをすっかり伝え忘れてました。

これなんですか?

荷室を調べたあと、ほかにキャンプ道具ありますか?と聞かれたので、無いと思いますと答えました。荷室を調べた後、運転席まわりとコンソールボックスを調べた警察官がこれ見よがしに言った言葉は今もわすれません。 

「これなんですか?」

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あっ、しまった。と思いましたがあとの祭り。ここから警察官の怒涛の攻撃が開始されました。

怒涛の攻撃① マルチツール(小さいナイフ)の形状確認

銃刀法第22条では、

業務その他正当な理由による場合を除いて、刃体の長さが6センチメートルをこえる刃物の携帯の禁止

という記載があります。まずは刃体の長さを定規を使って、目の前で測りはじめました。「6㎝以上ですね。」何を言っているのか理解できませんでしたが、「銃刀法違反だよ」ということです。

怒涛の攻撃② これは何のために使うものですか?

キャンプのときに焚き付けの木を切ったり削ったりするときに使います、と答えたのですが、警察官から反撃。「キャンプ道具は荷室以外にないと言いましたよね」「こんな小さいナイフでは木を削れないでしょう。もっと大きなナイフ使いますよね?」(その通りです。これはキャンプでの失敗談です。)正当な理由なくナイフを所持していたということを証明したいようで、これは「銃刀法違反になるよ」と言われました。

怒涛の攻撃③ 警察署まで来てくれますか?

銃刀法違反確定と言わんばかりのいきおいで、詳しく話を聞きたいので警察署まで来てくれますか?と言われました。この段階でだいぶ落ち着いてきたのでとにかく冷静に考えて行動しようと思いました。

  • 何もやましいことはないので、堂々としようということ。

  • 疑問に感じたり、おかしいと思ったことはちゃんと確認しようということ。

  • 不満は警察署に行ってとことん話をしようということ。

なので、警察署に行くことは大丈夫と答えました。道路で職質開始されてから30分ぐらい経過。ここまで来たらとことん付き合ってやるという気持ちでした。

反撃の狼煙①

警察署に行くことになるということを奥さんに電話。警察官の目の前で堂々と話しました。逃げも隠れもしないことをアピール。電話口で奥さんがすごく心配している感じを受け取った警察官から「大丈夫ですか?」と言われましたが、「でも、警察署行かないとダメなんですよね?」と小さい反抗をしました。

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反撃の狼煙②

普通に考えて、マルチツール(小さいナイフ)よりも斧の方が危ないと思いましたが、警察官からは「キャンプ道具は一か所にまとめておかないとね。」と言われ、危険性については何も言われなかったです。警察官にとっては危険性よりもどんな状況で発見したのかが重要なんでしょう。これは警察署に行ってからとことん話をしようと思いました。

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急転直下の展開

警察署に来てくださいと言われてから、警察官が電話でなにやらやり取りをしていましたが、いつまでたっても警察署に移動しようとしません。

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どうやら、車を止めた場所がパトカーの管轄外ということで、管轄の警察署にパトカーの派遣を依頼していてこれに時間がかかっているという説明がありました。自分たちでは「署まで同行」できないということ。

 

ここで急転直下の展開

 

警察署から警察官に電話がかかってきて、「事件性はないと思われるので警察署に来てもらう必要はない」と。

えっ、じゃ、今までの取り調べは何だったの?と思いましたが、ここで警察官に文句を言ってもしょうがないのでさっさとその場を離れることにしました。

警察署にいくとかなり大変なことになるらしい。

あとから聞いた話ですが、警察署まで行くと、身元保証人に来てもらうまで帰れないようです。かなり面倒なことになります。

大事なことはちゃんと自衛すること

今回の出来事のあと、キャンプ好きの人や4WD車に乗っている人から同じような経験をしたという話をたくさん聞きました。

コンソールボックスにあったマイナスドライバーやキャンプ用の包丁が理由で警察署まで連行されたケースもあるようです。

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警察官が車を止めて職質する基準はわかりませんが、車が4WD車やアウトドア、キャンプが好きそうな雰囲気を出していると、ナイフを持っている可能性があるということで職質をしてくることは事実としてあります。

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職質をされないようにという考え方よりも職質をされても問題ないようにきちんと自衛しておくことが大事だと感じました。

自衛するとは?

車の中は整理整頓しておく。

どこに何がしまってあるかを把握しておくことが大事。職質にあっても、「どこに何がしまってあるか」と「なんで持っているのか」を説明できることが大事。

車からキャンプギア(刃物類)は降ろしておく。

また行くからという理由で積みっぱなしはやめた方が無難。

車の運転席からすぐに取り出せるところに刃物類は置かない。

コンソールボックスなど運転席近くには刃物類を入れない。荷室やトランクに刃物類を入れる場合は同じボックスにまとめて入れておくのが無難で、鍵がかけられればなお良い。

職質にあっても冷静さを忘れずに誠実に対応する。

やましいことはないので、変な疑いをもたれないよう誠実に対応することが大事。

まとめ

職質を2回受けた共通点は車(4WD車)に乗っていたことと時間が夕方だったということです。キャンプブームで、4WD車⇒キャンプ⇒ナイフ所持のような考えが警察官にあるのかもしれません。

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警察官も市民の安全のために職質するという任務があるし、危険と感じたら声をかけるということはお仕事なので、職質を批判するつもりはありません。警察官も丁寧に話しかけてくるので気をつかっているんだなっと感じます。

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キャンプ用のナイフや斧、鉈を所持する以上、変な疑いをかけられて面倒なことにならないように日ごろから自衛の意識を持つことは大事だと感じました。

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